食べることはエネルギーになる

今日は長くなりそうだなと思っていたら何もしていないような気がしてたのにあっという間に仕事が終わる。少し焦りながら電車に乗って百貨店のデパ地下へ、早足で狭い道を通り抜けながらお目当ては鰻屋さんだ。

何日か前から、今年の土用の丑の日は絶対にうなぎを食べようと決めていた。7/21が月曜日だと思っていたから火曜日だと昨日の夜に気がついてどうしようかな、と悩んだけど土用の丑の日本番は鰻屋さんはとても混むらしい。予約もしていないし、食べられないのはいやだ!と思い7/20がわたしの土用の丑の日

 

お目当てのお店が完売でマスクの下の口はあんぐりしてしまったけど、流石は百貨店。土用の丑の日に併せていろんな鰻屋さんの催事が出てた。

閉店も近かったからか500円引きなどしてるお店もあったけど、選んだのはなんの値引きもしてない店。お弁当箱が普段鰻屋さんで出てくるような真っ赤な箱で、これなら家で食べても気分良く食べられそうだと思った。家まで40分歩くつもりだったので温め方を聞くと、うなぎは冷たい方がきゅっとして美味しいし、温めると油が逃げてしまうからそのままで大丈夫!とやさしく教えてくれた。ここにして正解だったとさえ思う。

 

久しぶりに地上に出ると蒸し暑い風に圧倒されて歩くことを後悔したが、うなぎを食べるんだから!と息巻いて歩く。いつもは躊躇う階段だって、うなぎが待ってるんだから!と駆け足で登る。食べる前からこんなにもわたしにエネルギーを与えるなんてすごいと自分でも思いつつ汗だくになりながら歩く。

 

大きな橋を渡って、家が近づいてくる。ウォークマンから流れるユニコーンの風と太陽の歌詞が染みる。

やっとの思いで家に着き、焦らずに手の足を洗い、服を着替えて、途中で買ったバナナを置いて、テーブルにうなぎを置く。開けた瞬間、きらきらしてていただきますを二回言ってしまった。

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